「松代大本営を見て。」

東嶋 佳代

 わたしが中に入っていちばんびっくりしたことは、壕の中の広さと寒さだった。外はまだ夏なのに冬みたいに寒くって、こんなところで毎日朝から晩まで働いて、すごく大変な思いをしたと思う。山を掘っているんだから、いつ崩れたりするかわからないし、ダイナマイトを使ったりしたんだから、それで死んだりした人もいると思う。
 天皇たった1人を守るために日本はどれだけの人々を犠牲にしてきたのだろう。こんな無意味な戦争のために朝鮮からむりやり連れてきて、無事に帰れる保障もないのに、危険なことばっかりのところで働かせて、すごく悔しいし、つらかったと思う。
 戦争は日本だけじゃなくって中国や朝鮮の人たちにもすっごい犠牲をだしたと思う。その人たちの家庭だってあったのにそれをこわして、そこまでして戦争を続けて、ひどいことばっかりさせてた日本人をはずかしく思った。
 だからちゃんと謝るべきだと思う。そしたらもっと友好的にできると思う。
 松代に平和記念館をつくるのはいいことだと思う。その活動を始めたのがわたしと同じぐらいの高校生だと聞いたときすごいと思った。
 日本には沖縄とかにたくさんの資料館があるけど、日本のされたことだけじゃなく、日本がしたこともちゃんと学んだ方がいいと思う。わたしもそのために何かできたらいいと思う。

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